近年「個性・多様性」が前向きに社会に受け入れられる傾向に、世の中が変化してきています。
受け入れられるというよりも「世の中に否定されなくなってきた」という表現の方が正しいでしょうか。
もちろん造園会社・土木会社も例外ではありません。
これまで、前向きではない影響を受けた個性には様々あるかと思います。
例えば
・ハンディキャップを持っているから
・日本人ではないから
・会社のイエスマンではないから
そして
・女性だから
ということです。
上記はあくまで一例ですが、このあたりが経験された方もいらっしゃるケースかと思います。
そこで今回は「女性だから」という観点から
・造園会社・土木会社の傾向
・造園土木業界の近年の特徴
なども踏まえて、数値データをもとに分析していきたいと思います。
これまで、造園会社・土木会社に限らず「企画、生産、流通、そして小売」
サプライチェーンのどのフェーズの業界の働き方においても
「女性はゆくゆくは家庭に入る」という固定概念が浸透していました。
つまり「男性が働き、女性が家庭を守る」という昔からの共通認識です。
造園会社、土木会社もこのような考え方が浸透していました。
それが近年、こんな言葉を耳にしませんか?
・女性コンサルタント
・女性パイロット
・女性役員
・女性経営者
・専業主夫
・男性の育休取得
これまで「男性・女性」と自然に性別で役割が分けられていた概念が、なくなりつつあるということです。
これは、近年の造園土木の業界にも言えます。
事例として、建設業のケースでも、
2014年に「もっと女性が活躍できる建設業行動計画」というものも業界で策定され、女性活躍のための労働環境整備も進みました。
上記が策定された2014年時点では、女性の技術者は1.1万人でありましたが、
2021年時点では2.2万人に増加するなど、6年余りで技術者は2倍にも増加しています。
女性割合も増加させていく計画もあるようで、今後ますますの女性活躍が見込まれています。
上記は一例ですが、造園土木も含め、業界全体でこのような女性活躍の取り組みに力を入れているという傾向があります。
女性活躍のメリットとしては
・女性がいることで雰囲気が明るくなる
・清潔感が出る
・女性ならではのきめ細かな仕事により、業務の質の向上
など。
デメリットとしては
・力仕事を頼みづらい
・産休・育休による業務遅延リスク
なども挙げられているようです。
デメリットで挙げられているあたりは、もし今後造園土木業界で対策をしていくとしたら、
◆伐採した木を肉体的な負担なく移動できるようにする
→最新技術による業務補助スーツ(力がなくても持ち運べるようにフォローするスーツ)などの導入
この辺りで解決したり、
◆雇用形態・雇用条件の柔軟な対応
→子供のお迎えに合わせて帰れるようにする
など、各造園土木会社が従業員の背景に合った様々な対応を随時考え、実行していくことで解決していけるのではないかなと思います。
ではなぜ、これまで造園土木業界含め施工を行う業界は「男性が当たり前」というような風潮だったのでしょうか。
力仕事だからという理由はもちろんありますが、そこには少し興味深い、昔からの考え方のようなものもあったようです。
女人禁制(女性は許されていないということ)には大きく二つ要因がありました。
①危険が伴うから
②昔の考え方で、山の神の嫉妬を買うから
①危険が伴うから
こちらは言葉そのままです。体力的にも劣るため、突発的な危険に対応できない可能性があるからです。
造園会社・土木会社でも作業に危険はつきものですので、日頃から注意しながら作業をするということは前提ですが、やはり危険が迫った際の突発的な体の対応や耐久は男性の方が優れているとも言えます。
よって、この理由があります。
②昔の考え方で、山の神の嫉妬を買うから
こちらは、日本ならではの考え方だなと思います。
造園会社・土木会社も、業務場所が山になることは珍しいことではありません。
特に森林伐採などがイメージしやすいとは思いますが、ほぼ山での仕事です。
そこで、昔から山の神は女性であると言われていたことが影響するようです。
「女性が山に入り、男性作業員達と仕事をすると女性である山の神が嫉妬をする」そのような言い伝えがあり女人禁制となったようです。
上記により、山間部で行われるトンネル工事や坑道での作業は、作業中の事故リスクを減らすために女性は立ち入ることすら許されませんでした。
ですが近年は、そのような言い伝えによる事故リスクを払拭できるくらいの安全管理技術の進歩により、
女性でも施工現場に立ち入ることができるようになりました。
これまで造園土木業界を含め施工を行う際に、女性が活躍できていなかった要因としては
このような言い伝えも影響していたという少し興味深いデータも出ています。
長く文章を記載してしまいましたが、結論、近年女性活躍で注目を浴びている
ニュースに出るような企業だけでなく、造園土木業界も女性活躍に力を入れているという
業界の傾向が読み取れたということが、お伝えできたのではないかなと思います。
当社も、横浜市の造園会社・土木会社の一企業として、業界のさらなる発展に寄与するため
上記のような時代の流れに合った柔軟な対応も今後検討していく必要があると思っています。